生徒さんと先生が真剣に向き合って〔楽しむ時間〕
ピアノの演奏を上達させるためにレッスンに通う。これは当然ですが、ピアノのレッスンを通して何を育むことができるか。それも大切なことだと考えています。
一対一のピアノのレッスンは、生徒さんと先生が真剣に向き合って、楽しむ時間です。その生徒さんのためだけの特別な60分。演奏をすることだけでなく、音楽を聴いてみたり、お話をしてみたり。30分レッスンではなかなか難しいこともじっくりと。
レッスンを通して自然に身に付く集中力やコミュニケーションの力は、いつも講師が真剣に生徒さんと接してこそ育まれます。
演奏することは〔表現すること〕
生徒さんはおひとりずつに性格が異なります。特に子どもの場合は、その性格が学ぶ姿勢に素直に現れますね。たいへん意欲的な子もいれば、おしゃべりが得意な子、元気に動き回る子、物静かな子・・・本当にそれぞれです。
それでもピアノのレッスンに通う以上は上達してもらいたい!そう思うのは親御さんだけでなく講師もおなじです。
そこで講師が「これができなくてはならない」とか「この順序で学ばなければならない」と考えていると、それに合わないお子さんは、自分が演奏することになんの意思も働かなくなってしまいます。
様々な性格に対し、時には忍耐強く接し、その子の個性に寄り添います。音楽を通して「表現する」ことができるように。
正しいことを押し付けない
音楽を演奏することにはイロハがあります。それらを正しく理解して演奏に生かすこと。それはとても大切なことです。自分の気分や主観的な解釈だけでは表現できないことや、理解できないことがあります。
しかし、それを〔手法として学ぶ〕だけでは豊かな表現にはつながりません。演奏することを「楽しい」と感じるからこそ湧き出るものがある。演奏する人それぞれの感性を生かす。だからこそ、レッスンも楽しんでください。
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もう少し詳しく
ひとりひとりと、しっかり向き合ってレッスンをいたします。
お子様のレッスンで標準的な時間が30分。しかし、30分というのは意外と短いものです。
当教室では、60分のレッスンを基本としています。この60分間はその生徒さんのための時間です。
教室に入ったらすぐにピアノを弾く気分になるお子さんもいますが、少し気持ちをほぐしてから弾きたいお子さんもいます。
それぞれの生徒さんが、十分に集中できるよう、じっくりと向き合ってレッスンをいたします。 ピアノのレッスンが、ひたすらピアノを弾くためだけでは、子どもの気持ちが十分に開かなくなります。
学校のことや日常のお話など、講師とのおはなしを楽しんだり、軽くカラダを動かしたり。自由なレッスンを心がけています。
※それぞれのご事情を考慮して40分レッスンもお受けしております。またお子様のレッスンは定期的に通っていただくことが望ましいですが、月回数のご相談などもお受けしております。
だからこそひとりひとりにしっかり向き合います
レッスンが楽しいというのは、とても難しいことです。
正解があいまいな音楽というものを、講師と一対一で学ぶ空間。楽しくできるかどうかは、正直お約束ができません。
そして、残念なことに私はアイデアマンではないので、様々な道具や企画を駆使してレッスンを盛り上げることは苦手です。
でも、生徒さんおひとりずつしっかりと向き合います。
ひとりひとりの性格をよく理解して、時には飛んだり跳ねたり、身振り手振りを交えて、少しでも楽しくレッスンを受けていただけるよう努めています。
講師も一緒に悩みます
ピアノの上達と切り離せないのが、練習をすること。レッスンに来た時しかピアノを弾かない・・・
これでは前に進むことができないか、もしくは後退してしまうのがピアノの面倒なところです。練習不足はすぐにばれてしまいますし。。。
叱られるから練習する。これも動機のひとつですから、時には叱る必要もあるでしょう。
でも、受験勉強に必要な科目でもなければ、ピアノを弾かなければ生きていけないわけでもありません。ですから必要に迫られる機会がとても少ない。
ピアノを練習する「動機」は様々です。理想は「好きだからピアノを弾く」です。でも、その『好き』がどのように現れるかは様々ですね。お子さんひとりひとりに異なります。
ですから私は少なくとも「レッスンに行くのが好き」と言ってもらえるよう努力します。
まずはそこが嫌になっては、レッスンはできません。そこからそれぞれのペースで、音楽の楽しさを知ってください。
レッスンの中で一緒に実践してみましょう
難関の「練習」。これもできるだけその方法をレッスンの中で一緒に練習してみます。
これで解決とは言いませんが、レッスン中に一緒にやるとやらないでは、必ず違いがあります。
私はレッスンの中のわずかな時間でしか生徒さんと関わることができません。日々の練習をさせるご苦労は、どうしても親御さんについてまわってしまいます。
でも、その練習の進み具合にはムラがあっても構いません。
ひとりひとりのペースで、できるときにできるだけ前に進めるように、ぜひとも長い目で見てください。音楽は時間をかけて育むものです。
音楽に正解はありませんが、ピアニストの演奏には必ず根拠があります
ピアノを学ぶときにはその根拠を少しずつ理解していくことが、より自由な音楽表現へと近づけてくれます。
レッスンではその根拠を示すために、あたかも「こう弾くべきだ」というような指導になってしまうことがあります。しかしそれはその生徒さんの演奏を否定していることではありません。
レッスンは、その楽曲に対して抱いた感性に、別の視点から刺激する。そうやって多くの視点を持ち、音楽の根拠を身に付けていくものです。
年齢は関係ありません。小さなお子様はお子様なりに感性を働かせて演奏してくれます。その感じたものを大切にご指導いたします。
なにが自然なのか
「音楽的表現=感性」だけではなく
『歌うように』 『軽やかに』 『やさしく』
音程とリズムだけではなく、楽譜には様々な言葉が書かれています。
それらは、様々な要素を絡めあって、その表現に結びつくものです。
『クレッシェンド(だんだん大きく)』と書いてあっても、その表現の可能性は無限にあります。
音楽的な要素をできるだけわかりやすくひも解き、時には疑問を投げかける。
正しい弾き方を教わるだけでなく、一緒に考えるレッスンです。
音楽に込められた多様な側面を、楽譜に根拠を見つけて、表現を導き出せるようになる一歩です。
基礎は詰め込めるものではありません
本当に役に立つ基礎というのは、詰め込もうとしても無理です。何度も経験して、それぞれのペースで身につけていかなければなりません。小さなお子さんがレッスンに興味を持つためには、まず楽しいこと。無理やり暗記させたり、押し付けるようにしても身につくものではありません。
楽曲解釈の基礎とともに、それらを表現するための技術も重要です。
日常で使う動作と全身を連動させたテクニックをご指導いたします。
それは、頭で理解するよりも、たくさん経験を積んで身体が覚えるもの。
子供のうちから正しい奏法をていねいに学ぶことが大切です。
テクニックも解釈も、基礎を学ぶことは時に退屈で苦しいものです。
練習せずに習得することはできませんが、レッスンが楽しい空気の中で行われれば、子供のこころも開きます。
講師は時に飛んだり跳ねたり、生徒さんもピアノを弾くだけでなく、ボールやひもを使って大きく動かして感じ取ってみたり。
できるだけ楽しくレッスンが進められるように。
演奏をより深める解釈や読譜力が身につきます
ある程度ピアノのレッスンが進んでくると、楽譜から読み取れること =分析力を補っていく必要が出てきます。その助けとなるのが“ソルフェージュ”です。
ピアノのレッスンとは別にソルフェージュのレッスンを受けることができるよう、グループレッスンを開いていましたが、感染症予防で中断せざるを得なくなりました。
そのためピアノのレッスンの中でも、ソルフェージュの基礎的な内容に触れられるように努めています。
ホールでの演奏は楽しいですよ
発表会は2年に一度、近隣のコンサートホールを借りて行います。
発表会の参加は必須ではありませんが、貴重な舞台での経験ですので、できるだけ参加していただきたいと思います。
その他不定期に勉強会として、ホールでのレッスンや発表を行うことがあります。こちらは、その時々に応じて参加者を募ります。
コンクールへの挑戦は、個々の自由な判断に委ねています。
当教室ではおおよそ小学1年生くらいから
色々な考え方がありますが、当教室ではおおよそ5~6歳くらいから教えています。
レッスンでは、ピアノを弾くこと以外に、歌や打楽器を使用したリズム練習なども行っています。これらは、ピアノを勉強していく上で大切な感性を刺激するためのものです。
始める時期に理想はありません。ただ、腱や骨格の形成がある程度固まってくる12~13歳くらいまでの間に、十分な基礎を勉強することは、ピアノを弾いていく上で助けになることは確かです。
また、中学生になると、部活や受験などで忙しくなりますので、小学生のうちにお勉強を開始されることをおすすめいたします。
※就学前の年齢でレッスンを始められたいとお考えの場合、お子様によっては、ピアノを弾くことを中心とした個人レッスンよりも、グループレッスンでお友達と一緒に、体をつかったレッスンの方が適している場合もございます。当教室ではスケジュールの問題もあり、個人レッスンのみを行っておりますので、ご了承ください
※現在未就学児についてはご紹介を除きお引き受けしておりません。近隣の先生をご紹介することも可能です。
楽譜の購入費用がかかります
教材は市販されている楽譜を使用していますので、必要な分だけです。
教材は当教室で斡旋するものではなく、市販の楽譜を使用します。ですから、お勉強をするにあたって必要な楽曲の本をご購入していただきます。定期的に必ず購入して・・・といったものはありません。
なお、発表会やホール勉強会などに参加される場合、別途費用が発生します
クラシックを基本に、ジャンルを問わず
歴史に名を残す偉大な芸術家たちの作品や、教本に載っている曲はもちろん、生徒さんが望めばポップスの曲や学校で教わっている曲などもレッスンに取り入れます。 ポップスの曲などは、レベルに合った編曲楽譜が見つからないことも多いです。そんな時は私が編曲して楽譜をお作りすることも可能です。
大体のお子さんが「さほど難しくないけど、かっこよく弾きたい」と・・・
難しいオーダーですが、ひとりひとりの特性を生かして編曲していきますので、これまでのところご好評いただいております。
どうぞご相談ください
小学生以上のレッスンは、1回60分・月3回を基本としています。
定期的なレッスンをお受けになる方のスケジュールを優先的にお取りしていますが、それぞれのペースに応じて、3回未満の回数でお受けいただくことも可能です。